- 水道代を節約したい
- でも、具体的に何から取り組んだら良いかわからない
固定費削減で光熱費と併せて検討したいのが水道代。
毎日使うものなので日々の積み重ねでどれだけ削減できるのか、この機会に見直してみました。
あなたは年間6万円を水道代に払っている!
実家暮らしの時は、電気代や水道代を気にせず使っていた方も多いのでは?
しかし、一人暮らしや結婚を機に家計を見直し始めた方も多いのではないでしょうか。
二人以上の世帯の水道代の平均額が5,104円/月なので、年間で6万円も使っている計算となります。

ここに年間6万円は大きい!無駄遣いしている部分を見直して少しでも節約したいね
本記事では、水道代のしくみから節約術までご紹介します。
ちょっとした工夫だけでも積み重なれば節約効果が期待できるので、ぜひ今日から取り組んでみてくださいね。
そもそも、水道代の計算方法とは?
水道代は以下の料金の合計です。
水道料金 = 上水道の料金(基本料金+従量料金)+下水道料金
- 基本料金:使用水量の有無に関わらない固定費。
- 従量料金:使用水量の増減に応じて、請求される。
- 下水道料金:上水道の使用水量を汚水排出量とみなして計算される。

”従量料金”を減らすことが重要なんだね
2カ月に1回検針と請求が行われ、支払い方法には、口座引き落としや請求書支払い、クレジットカード払いなどがあります。クレジットカード払いだと、ポイントも付くからお得です。
水道代の平均額は?
総務省の家計調査によれば、世帯ごとの1カ月当たり水道料金の全国平均は、総世帯平均で4,131円。
単身世帯 | 2,142円 |
二人以上の世帯 | 5,104円 |
水道料金は、基本的に2カ月ごとの請求なので、二人以上の世帯だと約1万2千円となります。
何に使う水が多いの?
お風呂、トイレ、お料理、洗濯、、私たちは1日にどれだけの水を使っているのでしょうか?
国土交通省の報告によれば、一人当たりの一日の平均使用量は約284リットル。これは、家庭用のバケツなら35杯以上と、かなりの量になります。
では、何に使う水が一番多いのでしょうか?
一位は「お風呂」、二位は「トイレ」で、全体の約60%を占めています。


使用量の多いものから見直していくことが重要!
具体的にどうやって水道代を減らすの?
それでは早速、使用量の多い順番に見直してみましょう!
1位 お風呂
一番使用量が多いお風呂。ここを削減できれば大きな節約となります。
①シャワーではなく、お風呂に浸かる
シャワーは体を温めるための流水時間が長く、人数が多いほどムダに。
シャワー約15分で浴槽1杯分になるので、それ以上使うなら浴槽に貯める方がお得です。
また、浴槽に溜めたお湯で髪や身体を洗うことでより節約に!
抵抗のある方はすすぎにシャワーを使うだけでもすすぐだけでもかなりの節水になります。
ちなみに、顔・頭・身体を全て一通り洗った後に頭から流すようにすると、頭をすすぎ終わる頃には顔も体も泡がほとんど落ちるのでより節約になります。

お風呂だと血行も良くなるし、リラックスもできるし、節約にもなるし、いいことばかりだね!
②節水シャワーヘッドを使う
節水シャワーヘッドは通常のシャワーヘッドに比べて、水の出口を狭くすることで、同じ水量でも勢いをアップさせる仕組みです。
最近では通常のシャワーヘッドに比べて30~50%、優秀なものなら70%〜80%程度の節水効果を持つものもあります。
シャワーヘッドはあまり頻繁に取り替えるものではないので、多少の初期費用がかかっても長い目で見れば非常にお得です。
1ヶ月間、1年間と続けて使用することでかなりの節約に。
節水シャワーヘッドに取り換えるだけで、あとは普段通りに使っても節約になるのでストレスフリーなのが良いところです。
③お風呂の湯量を減らす
自動でお湯はり機能があれば湯量を減らしてみるのも◎。
手動の場合は、溜めすぎたり、溢れさせてしまったりと水を無駄にしがちですよね。
そんな時は、既定の水位にお湯が達したらブザーでお知らせしてくれるグッズを活用することで、溜めすぎを防止出来ます。
節約とはいえ、1日の終わりに疲れを癒やすお風呂なので、あまり減らしすぎずに家族でちょうど良い湯量を決めましょう!
2位 トイレ
トイレが2位なのは、個人的には驚きでした。ただ、ここはあんまり切り詰めず、ほどほどに。。
①「大」「小」の使い分け
「大」を1回流すだけで13リットルもの水を使っているトイレもあるそうです。「小」は大に比べて、ペットボトル1本分(2L)ほど少ない量で流れます。必要に応じて「大」「小」を使い分けるだけで効果は大きいです。

使用する「長さ」はどちらでも大きくは変わらないから、安い「シングル」の方がお得
②2回流しはしない
トイレ使用時の音消しやクセになっている人も多いかもしれませんが、2回流しは注意です。
2回流すことでペットボトル3本~6本分くらいの水が流れることになります。
音が気になる場合は、トイレットペーパーをうまく活用する方法があります。まずペーパーを丸めて便器内に落としておきます。そしてできるだけ便座前方に腰を掛けると音が気にならなくなります。
③節水型のトイレに交換する
古いトイレと最新の節水型トイレでは使用水量にかなりの差があります。
1990年代に製造されたトイレでは「大」の場合で1回あたり10リットル以上の水が必要ですが、最新型の節水型トイレでは5リットルを切るものも。
現在の製品は、使用する水量が大幅に少ないだけでなく、汚れが付きにくい加工や設計がされているため掃除も楽になっています。
初期費用はかかりますが、人数が多い家庭では節水型トイレへの交換を検討してみて下さい。
確かにこの方法でも節水になりますが、必要な水量が流れずに紙詰まりを起こしたり、タンクの故障の原因になる可能性があるのでやめましょう。
3位 炊事
洗い物をする時、水を出しっぱなしにしてしまうこと多いですよね。ご家族がいる場合は洗うお皿も多いので、見直すことで節約になります。
①食洗機を活用する
初期費用はかかりますが、手洗いと比べて大きな節水が可能です。
食洗機は少量で高温の水を循環させて食器を洗います。高温で洗浄するので汚れもしっかり落ちて仕上がりもいいのが特徴です。
最新の食洗機の中には、手洗いの約9分の1の水量ですむという機種も登場しています。水の使用量の面だけではなく、食器洗いの手間を考えると、食洗機の購入は魅力的です。
食器洗いの手間がなくなることで、グラタンやカレー、パスタなど食器の汚れレベルが高いおうち時間の料理も思う存分、楽しめますね!
デメリットとしては、食洗機の取り付けが大変、洗うのに時間がかかる、音がする、、などがあります。
ただ、卓上型だと取り付けも簡単ですし、深夜に稼働させることで時間も音も気にならず、しかも電気代も深夜料金になるのでお得です。

我が家でも食洗機を導入したことで、家族と過ごす時間が増えたのは嬉しいね!
②蛇口をシャワー栓にする
蛇口にシャワー栓をつけると、食器にかかる面積が広くなるため、短い時間ですすぐことができます。
シャワー栓の選ぶポイントは節水効果と水の勢いが重要です。
節水で水の出方を少なくしても、勢いを保てなければ手を洗ったり、食器を洗うときに水の勢いが弱いと洗い流すのに時間がかかり、結局、長時間の放水につながってしまいます。
水の勢いにも注目して、バランスの良い商品を選ぶことが大切です。
あとはスイング機能があると便利です。蛇口から出る水をストレートとシャワーに切り替えでき、かつ、スイングするタイプならシンクの隅々まで水を行き渡らせることができてお掃除も楽になりますね。
③洗い方に注意する
以下のことに注意するだけで、節水が可能です。
- 洗剤を使いすぎない(流すのにも時間かかるので経済的にも環境にも良くない)
- 食器はまとめて洗う(料理中に使ったボウルや鍋を活用するとGood)
- 汚れの少ないものから順番に洗う(スポンジを洗う手間が減る)
- 汚れは先に取っておく(料理中に使ったキッチンペーパーや古紙など)

カレーやパスタなどの食器の汚れを取るには、100均でも売っているスクレーパーを使うと便利です!特にシリコンやゴム製だと良くしなり、カーブにフィットするのでしっかり汚れをキャッチします。
4位 洗濯
洗濯機の自動設定は、必要以上に水を使っている場合があリます。ちょっとした洗濯機の使い方や節約方法を意識するだけで節水に期待ができます。
①お風呂の残り湯を使う
洗濯なら「洗い」に残り湯を使うと、8kg程度の洗濯機なら、洗濯1回ごとに約65リットルの水が節約可能です。また、ぬるい残り湯を使うと汚れも落ちやすくて一石二鳥です。
残り湯を洗濯に使う場合は、汲み上げ用の電気ポンプを使うと便利です。
ただし、残り湯を使うのは「洗い」だけにして、「すすぎ」は水道水を使いましょう。残り湯の汚れやにおいが付くのを避けることができます。
残り湯の汚れやにおいが気になる場合は、お風呂専用の垢とりグッズや消臭グッズを使うのも良いです。

我が家では、玄関でハーブも育てているので、その水やりに残り湯を使用しています。
我が家でハーブを育てている理由はこちら↓
②洗剤を変更する
定番となりつつある「すすぎ1回」の洗剤。すすぎの回数が減るということは、水道・光熱費もおトクになります。
洗剤の入れすぎは、すすぎ時間が長くなってしまうので要注意です。
最近では洗剤を使わずに洗濯する方法もあるそうです↓
洗濯物の量に合わせて洗濯機へポンと入れるだけ!高純度のマグネシウムを水に入れるとアルカリ性の水素水ができ、この高い洗浄力によって洗濯物を綺麗にしてくれます。
③まとめて洗濯する
洗濯の回数を減らすことが一番わかりやすい節約方法です。
ただ、洗うべきものは洗わないと、健康的にも衛生的にも精神的にもマイナスになりますので注意です。。(特に夏の時期や汚れがひどいものは)
洗濯機で効率がいいのは容量の7〜8割で洗うこと。洗濯物があまりない日は、翌日に。、、、とはいっても、洗濯物の入れすぎは生地を傷めたり、汚れを残す原因になってしまうのでムリに洗濯の回数を減らすのはNGです。
洗濯機が壊れてしまっては節約どころか大きな出費になります。

濯を入れる順番も重要!上に軽いものを置くことによって、洗濯機の動力の効率が良くなり、無駄に水を使わなくて済みます。
まとめ:水道代の節約はすぐに始められる!
水道代は光熱費と比べると安いため、気にして入るものの後回しにしがちではないでしょうか?
水道代の節約はすぐに始められるものが多いので、ぜひ今日からでも取り入れてみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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